”流れの落ち葉”13本社ビル4
写真は池田の下の宮内の天満宮です。
目次
2013-1/15日--’13-1/16日
流れの落ち葉 ことの始め------スポット小説 ”流れの落ち葉” を始めるに当たり
1/16日-----------------1/16日---------------1/20日
1 プロローグ--------------2 入社1--------------- 3 入社2
1/2日-----------------1/2日---------------- 1/24日
4 入社3-------------------5 本社ビル1----------- 6 余話1 猫の話
1/24日-----------------1/25日---------------1/27日
7 余話2 名前について------8 余話3 目次-------- 9 余話4動物園
1/28日-----------------1/29日---------------1/30日
10 本社ビル2-----------11 本社ビル3”--------12 余話5鳩ぽっぽ碑”
2/4日
13 本社ビル4
”流れの落ち葉”13 本社ビル4
昭和41年9月末日頃、 僕、藤木 鶏太はいつもの通りに阪急
梅田から環状線大阪駅ホームへ電車に乗るために急ぎ足で向かって
いました。その日はあいにく雨上がりでホームは少し滑りやすく
なっていたが、ドアーが閉まるので小走りに駆け込もうと向かった。
ところが、丁度上手くホームと電車入り口の間の隙間にスポット
はまり込んだ。 しかし、反射神経から両腕で支えてセーフ。
周りの客が引き上げてくれて事なきを得た。
高校時代柔道部に入っていて練習に励んだ甲斐がありました。
高校は池田にある府立校で部室から、プールまで高低差が5mあり
階段は30度の傾斜で夏休みの練習でウサギ跳びで駆け上がり、
横のスロープ小道を駆け下りを10回以上を繰り返していった。
そのおかげで反射神経と足腰の骨が丈夫になっていたのです。
怪我も無く、その日の仕事後の帰り際、向井さんから話が
あるので鶴橋の改札前で待って欲しいと言われました。
さあ-来たと喜び勇んで駅に向かいました。
「すいません、呼び出しを掛けて」
「いいえ、何度でもかめへで~」
「実はね~」
「なんやの~言いよどんで」
「あのね~私に彼氏が居るねん」
「え~え~彼氏おるんか~」
「そおやねん、せかくやけどあんたの話に応じられへんはー」
あ~あ~、初めての失恋意気消沈しました、
これ以降、くそ真珠目人間を卒業しました。
それ後も、向井さんのパーツ点数の時間調整は大人の対応で
他の人と同じようにして差し上げました。
さあ、いよいよラジオ技術電気設計員への展開です。
次回へ Y.F