”流れの落ち葉”14 ラジオ技術1
写真は池田駅南側のゴリラです。
目次
2013-1/15日------’13-1/16日
流れの落ち葉 ことの始め------スポット小説 ”流れの落ち葉” を始めるに当たり
1/16日----------------1/16日----------------1/20日
1 プロローグ-------------------2 入社1-----------------3 入社2
1/2日------------------1/2日------------------1/24日
4 入社3------------------------5 本社ビル1-------------6 余話1 猫の話
1/24日----------------1/25日----------------1/27日
7 余話2 名前について-----------8 余話3 目次----------9 余話4動物園
1/28日----------------1/29日----------------1/30日
10 本社ビル2-----------------11 本社ビル3”----------12 余話5鳩ぽっぽ碑”
2/4日------------------2/10
13 本社ビル4------------------14 ラジオ技術1
”流れの落ち葉”14 ラジオ技術1
昭和40年3月16日、わたくし藤木 鶏太は晴れてラジオ技術へと
転属となりました。 その日の朝、製造課長の田原さんに連れられ
3階のラジオ技術の東課長へと引き継がれました。
3階の東側に階段が有り廊下沿いにエレベーター、更衣室、
部屋、会議室、社長室が有った。その反対側の大きなフロアーに
開発部、テープレコーダー部、ラジオ部とグループがあり、
それぞれ電気設計、機構設計に分かれていました。
西側に部長、次長の大きな机があり、北側に机と図面台を
並べた機構部があり、南に4机を固めて各係長が3人程の
設計者を指導している電気部があった。その中のラジオ電気設計で
藤巴係長の下で働くことになった。
「藤巴君、彼今日から君の下ヤー」と東課長
「君、なんちゅう名前やったかなー」
「藤木 鶏太です。」
「藤木君かー、呼びにくいな-ー、そやーKチャンで行こう。」
「ええーやろう、なあー」
「はい、いいです。」
「藤巴君、藤木 鶏太君ヤーしっかり教えてやれヤー」
「藤木君かーしっかり頑張りやー」と藤巴係長
「はい、よろしくお願いします。」
この東課長には台湾出向にも、帰ってからも大変お世話になりました。
先日もお目にかかったら、Kチャン小説書いているかいと聞かれ辛気
くさいから辞めましたと返事してしまいました。
しかし、この様な形で小説を書きご期待に応えることが出来ました。
これから、いよいよラジオ技術電気での凝り固まった思い上がりの
安物の技術者バカの長い人生が始まります。
つまり、開発で無く応用と言うか展開上手の電気技術者で有ります。
次回へ Y.F