流れ落ち葉30TFD３加工区

流れ落ち葉30TFD３加工区

　写真は猪名川の河原から見た五月山です。手前の塔は変電所跡地に
建ったのです。歩道はマラソン道、植え込みの先は運動場です。

　鶏太達は夜、高雄の新天路にある社宅アパートに着き、
それぞれの部屋割りに基づいて落ち着きました。
一階が食堂、台所、応接室、２～４階がワンフローワ３室で私は
３階の１畳位の部屋でベットと小机がありました。　隣がメカの
樋内さん（退職後も梅田で飲み歩いた仲です。）、踊り場向こうの
藤巴課長、４階には東部長他、５階は麻雀部屋で屋上は洗濯が
干せる青空天井になっているが此所から空き巣が入ったことも。
　明くる日は食堂で皆同時に朝ご飯を食べ、、アパート前から
台湾人が運転するワーゴン車で向かい合わせの椅子に座ります。
アパートは街中に有り、加工区は海沿いの大きなスペースに
100社ほどの電機、機械、加工、金型等の色んな会社が有ります。
　その加工区入り口近くに来ると、来るは来るは何百台の自転車が
車に当たりそうになりながら、各会社の始まりの時間に間に合う
ように飛ばしてきます。

「ニｲーハｳ―、タチャーツｱｳ―アﾝー」（気分はどうですか、皆さん、
お早う）と年が少しいった林女姐
｢チﾝテﾝダー、ズｳペﾝレﾝタチャー､ラｲツｳリｲｰ｣
(今日､日本人が沢山いらしゃいました。)とひょろ長の林経理

経理は課長のような待遇です。　疲れるので現地言葉も日本語で
勘弁を、意訳も私の耳訳でデタラメゆえです。
ちなみに加工区は（チャコンチ）、新天路は（シンテンルー）です。
　これは寝坊し遅刻しそうな時、タクシーを使い会社へ、夜遅く
飲み歩いりした時はタクシーでアパートに帰るために絶対必要
ゆえ、覚えなしょうが無いからです、

「藤木さん―、アナターの机ココヨー」と背の高く綺麗な荘女姐
「藤木さんー、アンタの相棒は此の李君ヤー」と林経理
「ワタシー李です、よろしくねー」とほっそりした李係長
「李さん、これから宜しく教えて下さいネー」と僕

　これから、一年半はあと言う間の、残り一年は帰りたい帰りたい
の台湾生活が始まります。　途中、中国との国交回復で国内情勢が
怪しくなりかけたことも。　　　　　　　　　　　　　　　

次回へ。　Y.F