流れ落ち葉32TFD5阿里山

流れ落ち葉32TFD5阿里山

 写真は正門から見た中山寺本堂です。
西国33所観音霊場24番で子授、安産祈願と初参り、七五三が
有名です。また、梅、桜の花見でも近隣からいらしゃいます。

 

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 TFD技術の電気設計は藤巴経理を筆頭に私、東のヒしゃん、江藤の
えいチャンで現地の担当者を指導しながら、量産指導していました。
機構設計も同じような体制で品質管理、資材にも日本人サポート体制で
その総括が東総経理です。そして、高雄工場の社長に当たる薫事長の
日本人がいらしゃいました。
 そして、社宅アパートと加工区の中にある高雄工場への往復生活が
始まりました。 仕事の事は殆ど覚えていなく遊びは良く覚えています。
残業が無く早く帰った日とか、休みの日は殆どの人は麻雀とか、ゴルフ
へ行く人が多いです。 麻雀、ゴルフをしない私とヒしゃん、えい
チャンは連んで百貨店、観光地とか、外食しました。

 

「ヒしゃん、俺らナーこの中国語講習辞めるワー」と私。
「何でヤー、せかっくここまで勉強して来たのにー」ヒしゃん。
「其れがナー、俺ら語学弱く付いて行かれヘンワー」えいチャン
「しゃけれど、3人で家庭教師頼んだんやんカー」
「うん、先っき先生に聞いたんやけどエーエーよー、
一人でも教えるテーと言うとったわー」
「ほんまかいナー、それならしょうがないナー」

 

 と言うわけで私らは挫折したが、ヒしゃんは最後まで中国語の家庭
教師の講習をやり遂げました。 本当に彼は初志貫徹されました。
私らは飲みに行ったり、小姐とデートしたりで遊んでいました。

 

「うわー、すげえ雲海やナー」と私。
「そうやろー、ケイチャンもうすぐ初日の出ヤー」と東総経理
「早起きた甲斐があったやろー」と藤巴経理
「ケイチャン、ホテルに戻ったら一杯やろうヤー」と樋内さん。
「うん、皆で宴会ですかー」と私。
「そーや、そーやー皆で宴会するデー」

 

 と正月休みに寮の日本人有志で阿里山へ行きました。
15人ほどのメンバーで国鉄高雄駅から嘉義駅へ、そこから阿里山
森林鉄道に乗りスイッチバックの軌道に揺られ阿里山駅に到着。
ホテルで親睦の宴会後、明くる朝早く阿里山駅から祝山駅で降りて
阿里山の雲海の中から現れる初日の出を拝みました。
 そして、明るくなった祝山駅にはジィーゼル機関車とお伽の
国の汽車のような蒸気機関車が並んでいました。 
こんな山ん中に良くも機関車を走らせていると感心しましながら、
近辺を観光して無事に癒やしの旅行が終わりました。      

 

次回へ。 Y.F