流れ落ち葉34TFD7日台失効

流れ落ち葉34TFD7日台失効

昭和47年9月、日中国交正常化に伴い日台条約が失効となりました。
それに伴い夜の外出を控える様に注意されていたのですが、正月休みに
メカの石田さんと二人で澎湖島へ観光に行きました。
帰りに百楽へ飲みに行き、店の女の子と大いに騒いでいました。

 写真は五月山の野鳥です。

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「正月やネー、君等も飲みなさい―」
「エーエーノー、そんなんならビール飲むわー」
「ええよー今日ね、澎湖島に行ってきたんや―」
「ウワー、ウワー島の景色綺麗やったノー」
少し離れて飲んでいた中国人が(中国から来た外省人、多くは台湾人)
「こらー、お前等ばかりモテテ日本人やろー」
「なんで台湾と断交したんヤー」ともう一人の中国人

 

 そこで、殴りかかって来たので、逃げたは逃げたは丁度警察官がいたので
助かったが、バチが当ったのです。

 

「ケーチャン、お前家に何の手紙送ってんヤー」と東総経理
「エー何のことですー」
「あのナー俺が日本に帰った時にお前のお父さんが会社に来はったヤ―」
「エー、親父に会ったんですかー」
「そら、日中国交で心配して様子を聞きにきたんヤー」
「実はネー、女の子の写真を同封したんです。」
「阿呆カーそら心配するは、余り度が過ぎると送り返すデー」

 

 日中国交の心配と女の子の写真を見て、総領息子の行状を聞きに親父は
会社を訪ねたのです。 それからは飲みに行くのを控えたのですが、
もう嫌やナー、早く早く帰りたい帰りたいの日々が来たのです。
でも、まだ1年程の任務が残っていました。        

次回へ。 Y.F